【ジムニー】フロントアクスル(ナックル)オーバーホール-運転席側編-2015/11/04 19:20

はいはい、今日もジムニーネタでございます。
今日は、運転席側でしたが、来週は助手席側で同じ事をするので復習を兼ねて。(笑)
今回、交換する箇所は、FIG.75のNo.3/25/24/27/28/29/30/19になります。
展開図
No.24は、固体差があるようで使ったり使わなかったりの様です。
No.19は、シャフトを止めているサークリップです。
付いているモノで大丈夫そうだったら予備に取って置いても良いかなくらいで注文しました。

で、早速行程を。
手順は次の通りだ!(笑)
1.ホイールとロックハブのボルトを緩める。
2.ブレーキキャリパーを外す。
3.ロックハブのキャップを外す。
4.C型サークリップを外す。
5.ハブボルト6本を外す。
6.ディスクローターを外す。
7.スピンドルとバックプレートを外す。
8.ドライブシャフトを抜き取る
9.キングピンを上下外す。
10.ナックルの裏のボルト8本を外す。
11.No.3のオイルシールを外す。

次は、写真を見ながらゆるりと(長いよ・・・w)。(笑)
まずは、ブレーキキャリパーを。
17mmです。
キャリパーを外す(17mm)
でもって、キャリパーを邪魔にならない所に吊り下げておきます。
キャリパーを吊るす
フリーハブを外す。10mmです。
フリーハブを外す
C型サークリップを外す。
スナップリングプライヤーとサークリッププライヤーどちらでも可ですが、嵌める時はスナップリングプライヤーだと辛いかも・・・。
C型サークリップを外す
スピンドル?ハブを外します。12mmです。
ハブを外す
ブレーキローターを外します。写真は付いちゃっているけれど。(笑)
8mmのボルトを2本を突っ込めば簡単に外れます。
8mmのボルトを突っ込んでローターを外す
スピンドル、ハブの後ろのボルトを緩めます。14mmです。
ハブがあるので全部抜けませんけれど、これでバックプレートごと外れます。
ハブの裏にあるボルトを外す
↓こんな感じ♪
ココまで外れたらあと少し
バックプレートを抜くとこんなです。
スピンドルとバックプレートが外れた図
キングピンのボルトを緩めて外します。12mmです。
ヌポッと抜けるのかと思ったら、貫通ドライバーとラバーorプラスチックハンマーでコツコツ叩きながら外しました。
キングピンを外す
外すと、厚い方のシムが上下に1枚ずつ入っていました。
固体差があるので何枚入っているかは未知の部分でありますw
シムの確認
最後にオイルシールのカバーについているボルト8本を外すと、(10mmです)
オイルシールカバーのボルトを外す(10mm)
パカッとナックルが開きます。
グリスでべっとりなので、パーツクリーナーで綺麗に洗浄して拭き取ります。
パカッと開きます(笑)
シャフトを抜くと、オイルシールが挟まっているのでこれを抜き取ります。
シャフトを抜いてグリスを綺麗に拭き取る
↓これは、新品のオイルシールですが、ココにスプリングが入っているので書き出すときにデフの方へ飛んで行かないように気をつけましょう!w
オイルシール
カリカリやっているとスプリングがビロロ~ンってなります。(爆)
このバネが曲者かも・・・
やっと組み付けに取り掛かります。
グリスは、ナックルケース内部の空間に30%(約150g)を充填するように指示されています。
自分は、適当です!(笑)
グリス約150gを充填
↓交換するペアリングやオイルシール類です。
交換するパーツ類
キングピンを取り付ける際は、液体ガスケットを少量塗布します。
後は外した時の逆の手順で組み付けて行くわけですが、このC型サークリップの嵌めずらい事と言ったら・・・w
クリップ嵌めたらシャフトが動くので「どうしたものか?」と思っていたらシャフト内にネジ山があるではないですか。
8mmのボルトを突っ込んでみたらドンピシャでシャフトに入ったボルトを引っ張りながらサークリップを取り付けましたが、一人じゃ無理だったので奥さん呼んでシャフトを引っ張ってもらっている間に取り付けました。(爆)
8mmのボルトを突っ込んで作業する
ー追記ー
最後にナックルが出ている部分にハンドルを左右に数回きってゴム製品等を傷めないシリコンスプレーを塗布しましょう。
ナックル部分にシリコンスプレー
めでたし、めでたし。(^ー^)